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訪問看護ステーションの経営は難しい?難しいといわれる理由と成功する為のポイントを解説します!

訪問看護ステーションの開業を検討している方にとって、経営がしやすいという点は非常に大切ではないでしょうか?この記事では、訪問看護ステーションの経営者がつまずくポイントや成功するためのポイントを解説します。


目次



1.訪問看護ステーションの経営は難しい?


高齢化社会の進展に伴い、地域における質の高い訪問看護へのニーズはかつてないほど高まっています。多くの方々の生活を支え、地域に貢献する訪問看護ステーションの経営は、大きな責任とやりがいを伴う事業です。


しかし、同時に経営の難しさも指摘されています。新規開設が続く一方で、廃業も少なくない現状は、決して楽観視できるものではありません。


本記事では、訪問看護ステーション経営における主な課題と、それらを乗り越え、成功へと導くためのポイントを解説します。難しいといわれる背景は何でしょうか?



2.訪問看護ステーションの廃業率は高いのか?


まず、訪問看護ステーションの利用者数は年々増加しています。この傾向は今後も続くと考えられており、団塊世代が後期高齢者となる2025年、団塊ジュニア世代の高齢化が本格化する2030年以降は、さらなる利用者の増加が想定されています。


それと同時に要支援・要介護者の数も増加し続けると想定されるため、今後も訪問看護ステーションは高齢者の受け皿として重視されるでしょう。


また、利用者数の増加に伴い、事業所数も増加しています。増加している背景としては3つの理由が考えられます。近年、訪問看護ステーションの数は増加傾向にあり、2023年度には約15,000事業所に達しています。この増加は、単に高齢化によるニーズの高まりだけでなく、医療制度の変化も大きく影響しています。



① 高齢化社会と医療ニーズの多様化


日本は世界でもトップクラスの高齢化社会であり、今後も高齢者人口は増加していくと予想されています。高齢者になると、慢性疾患や機能障害を抱える人が増え、医療や介護のニーズが高まります。従来は、こうしたニーズは病院に入院することで対応してきました。しかし、近年では医療の効率化や高齢者の生活の質を高めるため、自宅で療養しながら医療や介護を受けられる訪問看護や在宅医療が注目されています。訪問看護ステーションは、こうしたニーズを受け、自宅で療養する人々に医療や介護を提供する重要な役割を担っています。


② 医療制度の変化と病床数の減少


近年、医療制度改革の一環として、国は病院の病床数を削減する政策を推進しています。これは、医療の効率化と医療費の抑制を目的としたものです。病床数の減少により、病院に入院できない人が増えています。こうした人々を受け皿として、訪問看護や在宅医療が重要視されています。



③ 地域包括ケアシステムにおける役割


地域包括ケアシステムとは、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるように、医療、介護、予防、リハビリテーションなどのサービスを一体的に提供する仕組みです。訪問看護ステーションは、地域包括ケアシステムにおいて重要な役割を担っています。医療機関や介護施設と連携し、高齢者が必要なサービスを受けられるように支援します。


以上の理由から、訪問看護ステーションの数は増加傾向にあり、2023年度には約15,000事業所に達しています。


しかし、その一方で廃業率も高くなっています。2021年度は約7.4%となっています。これは、新規開業数の約半分が廃業していることを意味します。


※令和4年度 訪問看護事業概況」に基づく。2021年度末時点の訪問看護ステーション数は7,362事業所であり、そのうち490事業所が廃止となっています。新規開業数は1,633事業所なので、廃業率は490/1,633 = 約30%。休止事業所を除いた廃業率は約7.4%となります。


同年度の他業種の廃業率と比較してみると

建設業…3.1%

製造業…3.0%

金融・保険業…3.6%

サービス業…3.1%

宿泊業・飲食サービス業…5.9%


訪問看護ステーションの廃業率は低くなく、むしろ他よりも高いことがわかります。


参照:2021年版小規模企業白書|中小企業庁



訪問看護ステーションの経営が難しいといわれる理由とは?


訪問看護ステーションの廃業率が高い理由は、主に以下の3点が挙げられます。


①看護師の人材不足

訪問看護は専門性の高い仕事であり、看護師の確保が大きな課題となっています。特に、夜勤や休日勤務を担う人材確保は難しく、人件費の増加にも繋がるため、経営を圧迫します。


②利用者数の確保が難しい

訪問看護ステーションの収入は、保険収入によって安定している一方で、利用者数に大きく左右されます。そのため、利用者数が少ない事業所は、収入が少なく、経営が立ち行かなくなります。看護師から事業を開始した人などは、営業に関する知識が少なく利用者を継続的に獲得できないことで売上が思うように伸びないことがあげられます。


③制度改定による影響を受けやすい

介護報酬改定の影響を受けやすく、経営戦略の立て直しが必要になることもあります。特に、近年は報酬改定により単価が下がってしまうと減収になってしまったりと外部環境の影響を強く受ける業界なのです。



【成功するために】訪問看護ステーション事業運営の3つのポイント


では、実際に、どのような点に意識・対策をする必要があるのでしょうか?3つの視点で解説していきます。


①人材確保:ビジョンを一緒に実現する人材の確保

人材不足は訪問看護ステーション経営の最大課題です。魅力的な職場環境の創造、採用活動の強化、地域との連携によって、優秀な人材を確保し、離職を防ぐことが重要です。


  • 魅力的な職場環境の創造

柔軟な勤務体系: ライフスタイルに合わせた働き方を可能にするシフト制、オンコール制度などを導入し、多様な人材のニーズに対応します。

キャリアアップ支援: 定期的な研修や資格取得支援を通じて、職員の成長を促し、モチベーション向上と長期的なキャリアプランの実現をサポートします。

ワークライフバランスの尊重: 休暇取得推奨、育児・介護支援など、職員の心身の健康と生活充実を積極的にサポートし、働きがいのある環境を実現します。


  • 採用活動の強化

多様なチャネルの活用: 求人サイト、SNS、転職エージェントなど、幅広いチャネルを活用し、潜在的な求職者層にアプローチします。

魅力的な求人情報の作成: 事業所の理念、ビジョン、業務内容、働き方などを明確に伝え、求職者に事業所への理解を深めてもらいます。

丁寧な選考プロセス: 面接や適性検査を通じて、事業所への熱意、コミュニケーション能力、チームワークなどを総合的に判断し、組織に合致する人材を採用します。


  • 地域との連携

地域医療・介護関係機関とのネットワーク構築: 人材紹介、共同研修などの機会を創出し、人材確保の基盤を強化します。地域イベントへの参加: 事業所PR、潜在的な求職者との接点増加を図ります。

地域貢献活動: 地域社会への貢献姿勢をアピールし、事業所への信頼を獲得することで、人材確保に有利に働きます。



②地に足のついた 経営戦略を描くこと

訪問看護ステーションでは、収入源は安定しているので、そのなかで収支計画の徹底、独自のサービス開発、地域との連携によって、競争優位性を築いていくことが重要です。


  • 収支計画の徹底

緻密な事業計画: 売上目標、人件費、施設費などの費用を詳細に算出し、収支計画を策定することで、経営の安定性を確保します。

リスク管理: 収入減少、支出増加などのリスクを想定し、適切な対策を講じることで、経営の安定性を高めます。

定期的な見直し: 事業状況を定期的に分析し、必要に応じて事業計画を修正することで、常に最適な経営状態を維持します。


  • 独自のサービス開発

地域ニーズに合わせたサービス: ターゲットとなる利用者層や地域のニーズを分析し、競合との差別化を図る独自のサービスを開発します。

専門性の高いサービス: 専門性の高いサービスを提供することで、利用者からの信頼を獲得し、高い顧客満足度を実現します。

柔軟なサービス: 利用者のニーズや状況に合わせて、柔軟にサービス内容を調整することで、利用者満足度を向上させます。



③継続した利用者の獲得の為に顧客満足度の向上


顧客満足度を維持するためには、高い品質のサービス提供が不可欠です。訪問看護ステーションとして、以下の取り組みを積極的に行い、利用者やご家族の信頼を獲得することが重要です。


  • 利用者ニーズに合わせたサービス提供

丁寧なコミュニケーション: 利用者やご家族とのコミュニケーションを丁寧に行い、ニーズや要望を正確に把握します。

個別ケアプランの作成: 利用者一人ひとりの状況やニーズに合わせて、個別ケアプランを作成します。柔軟なサービス提供: 利用者の体調や状況の変化に合わせて、サービス内容を柔軟に変更します。


  • 質の高いサービスの提供

専門知識・スキルの向上: スタッフの専門知識・スキルの向上に努めます。最新の医療・介護技術の導入: 最新の医療・介護技術を積極的に導入します。サービス品質の評価: サービス品質を定期的に評価し、改善に努めます。


  • 迅速かつ丁寧な対応

24時間対応体制: 24時間対応体制を整備し、緊急時の連絡にも迅速に対応や利用者やご家族に、必要な情報を迅速に提供するように心がけましょう。そして利用者やご家族とのコミュニケーション: 利用者やご家族とのコミュニケーションを大切にし、信頼関係を築くことを運営に携わるすべての方に浸透させましょう。



まとめ


訪問看護ステーションの事業は、高齢化に伴い事業のニーズは伸びているものの利用者の獲得が難しく、獲得できない差別化要素の弱い事業者は廃業していくという厳しい業界であります。訪問看護ステーションヲ開業を考えている方で、自社での立上げにお悩みの方は、『訪問看護ステーションはな』のフランチャイズを是非ご検討ください。


少しでも気になった方は、ぜひ一度資料請求をしてみてください。

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